ハウルの動く城

ハウルの感想を。以下ネタバレ含みます。

正直言いまして宮崎監督の映画を映画館で見たのは初めてです。それか覚えていないかのどちらか。魔女の宅急便を見たかもしれないけど、記憶があいまいで。
では感想。
面白かったです。
泣けませんでした、そういう心に思いっきり来るような感動はなかったと思います。それでも見終わった後、いい気分になりました。そう、心が温かくなった感じ。
前評判ではキムタクの声の問題とか色々言われてましたけど全然気になりませんでした。僕自身の見方の問題もあると思うのですが。映画や本とか先入観を無くして見れる性質なので。
ストーリーは説明不足すぎたかなと思いましたが、舞台設定としての役割は果たしていたので十分だと思ったし、ハウルや荒地の魔女とかキャラが立っててそれだけで十分お話になっていたと思います。ストーリーを簡単に説明してくれといわれれば、引っ込み思案の女の子が変な男に巻き込まれ少しずつ変わっていくお話。宮崎映画特有の変な主張があるわけでもなく、すごく肩の荷がおりた雰囲気が映画全体に漂っていると思います。
ソフィーの呪いも、なんで見た目がころころ変わって、それがなんでかわからないといっている人が結構いましたが、単純にソフィーの心の年齢が表に現れていると考えればすぐに納得がいったし、テーマが見つけられなくてなんだろうなと思ってた人がいたみたいですが、この映画は今までの宮崎映画とは違うのでその辺はさらっと流すのが得策かと。
今回の映画は以前の作品とベクトルがまったく違うのではないかと感じました。作りたいように作ったらこんなんなりましたけどいかがですかみたいな。
でも面白いですよ。
僕は好きです。