手をつないで

なんとなく気分が沈んでいる。
そうじゃない、底にいるのにその底はもう一つの天井なんだ。
そう思うほど今はなんとなく気分がいい。
相変わらずの仕事にもいい加減慣れ、時間をどう殺せばいいのか理解できた。
休みというものがこれほどまでに待ち遠しかったのは何時以来だろうか。
最近は出勤途中に色々日記に書くことを考えたりしてるのだが、仕事場に着いていざ書こうと思っても忘れていることが多い。
その程度の事柄なら、またいつか浮かんでくるだろう。
では今書いている日記の草案は何時考えているのかというと、基本的に巡回を終えたあと、今日思ったことを書いているだけ。
気分に任せた自慰日記。
本来日記というものはこういう形が普通なのだろう。
今書いている日記だって、殆どは自慰行為なのだが。
まあスズメの涙ほどの人が読んでくれているので、他人の目も気にしながら書いていたりする。
実際日記なんてものはエゴの塊で、他人の日記なんか読んでいるとよく思う。
でもそれが面白い。
自分の書いている日記がどれほど面白いのか、自分ではまったくわからないので判断には困るのだが。
実際毎日書いている日記の殆どがエゴと自慰に彩られている。
最近、というかだいぶ前からBlog系なるものが出回っているが、あれはあれでいいのだろうが、個人的にはまったく面白くも何ともない。
やはり大衆的な話題よりも、コアな、それも自分の深層心理クラスの深いこととかの方が全然面白い。
小泉がどうだの、殺人がどうだの、新製品がどうだのよりは、恋の話やら、日常の話やらのほうが全然魅力的。
日常こそがすべてであり、自分の日常は自分だけのものだ。
唯一他人が知りえない日常こそ、面白いものだと思うのだが。
まあ、こんなこと書いているほうが自慰行為丸出し、大通りでストリップショーんな感じがする。
でも、一回受諾したエゴは何処まで行っても、もう逃げられない。
エゴは他人に渡って初めてエゴ足り得る。
んで人がエゴとエゴを交換し合うのが恋愛だと思うのだがね。
最近してないなあ、恋愛。
だれか付き合ってくれ(10代限定で)。